高齢者世帯で、単身の比率は?また無年金の比率は?

160219

厚生労働省は、毎月生活保護受給世帯、受給者数を発表しています。生活保護の指標を追うことで、日本の貧困と格差の現状を知る一つの目安となります。受給率だけをみると、日本の生活保護受給率は他の先進国に比べて低い水準です。
では高齢者で、生活保護を受ける人の中で、単身の方、年金がない方の比率はどの程度なのでしょうか?この数字を知るためには、国が毎年7月ごろに行っている「被保護者調査」で実態を知ることができます。2014年のデータですが、生活保護を受給している全体の中で、単身世帯は77.3%。これが高齢者になると、90.1%が単身(独身、死別)です。また、単身の比率は女性の方がやや多いようです。これは、女性の方が一人になったあと、長生きすることと関係しているようにも思います。この高齢者単身世帯の、平均年齢は74.9歳で、そのうち42.7%は障害または傷病があり、5.7%が入院、6.1%が施設に入所しているとのこと。
また、保護を受けている高齢者世帯の51.1%は、無年金(各種の年金の受給額がゼロ)というデータがでています。無年金であれば、仕事をしなくてはなりませんが、実際に高齢者で傷病がなく、働くことのできる割合は20%程度ということです。これらの層は、働くことはできるのですが、それだけでは生活ができないため、やむを得ず、生活保護を受給しているという現状が浮かび上がっています。

無年金であることを今更どうにかすることは難しく、高齢者が単身世帯になってしまうのも、パートナーとの死別ということを考えると、公然たる事実です。私たち思いやりジャパンネットワークは、このような世帯の力になれるよう、今後も活動して参ります。

参考記事:http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=129340